アプリ開発は、思っている以上に簡単です

 たとえば、上のような得点板アプリを作るとします。

 ただ、「PLUS」ボタンを押すと、得点が加算されるだけの簡単なアプリです。

 でも、おそらくあなたが思っている、それ以上に簡単にできます。必要なものは、メモ帳だけです。

メモ帳に、以下のコードをコピーして、ファイル名を「test.html」として保存してください。(フォルダはどこでもかまいません)


<html>
  <head>
    <meta charset="UTF-8">
    <link rel="stylesheet" href="https://cdnjs.cloudflare.com/ajax/libs/materialize/0.97.0/css/materialize.min.css">
    <script src="https://code.jquery.com/jquery-1.11.3.min.js"></script>
    <script src="https://cdnjs.cloudflare.com/ajax/libs/materialize/0.97.0/js/materialize.min.js"></script>
    <script>
      function click_plus(num){
        $('#score'+num).text(parseInt($('#score'+num).text())+1);
      }
    </script>
  </head>
  <body style="background:darkslategrey;">
      <br><br>
      <table width="100%" class="centered">
        <tr style="font-size:70px; font-style:italic;">
          <td class="orange-text">Giants</td>
          <td class="yellow-text">Tigers</td> 
        </tr>
        <tr style="font-size:250px;">
          <td id="score0" class="card">0</td>
          <td id="score1" class="card">0</td>
        </tr>
        <tr>
          <td><a class="waves-effect btn" onclick="click_plus(0);">plus</a></td>
          <td><a class="waves-effect btn" onclick="click_plus(1);">plus</a></td>
        </tr>
      </table>
  </body>
</html>

 次に保存したファイルを右クリックして、「プログラムから開く」でInternet ExplorlerやChromeを指定して実行してみてください。どうでしょうか?

 この「test.html」をメールに添付して送ると、相手もこのファイルをブラウザを指定して実行すれば動きます。

 これなら作れそうじゃないですか? しかも、WindowsでもMacでも、IEでもchromeでもsafariでも、iPadでもiPhoneでもAndroidでも、ほぼ同じように動きます。

 プログラミングというと、すごく敷居が高く感じるかもしれませんが、たったこれだけで、プログラムが動きます。これは、HTML(Hyper Text Markup Language)というやつで、ホームページは全部この形式でできています。そして、半数以上のモバイルアプリが、実はこの仕組みで動いています。

 HTMLでモバイルアプリを作る手法を、「ウェブビュー」といいます。この「アプリ開発入門」では、主に「ウェブビュー」でのアプリ開発について、解説していきます。


アプリ開発は、思っているほど簡単ではありません

 矛盾する事を言っているようですが、これもまた真です。なぜなら、今まで「Visual Basic」などで趣味でアプリ開発経験があるというような人、あるいは、IT関連企業でバリバリにシステム開発をしているような人たちでも、大半がモバイルアプリ開発に挑戦して挫折しています。

 その一方、全くの素人から始めて、独学でモバイルアプリの開発を成功させて、月に数10万円稼ぐ人もいます。

 「××入門」とかでよくある、「hello worldを作ろう」みたいな、手順どおりやればできあがる的な解説はしません。なぜなら、モバイルアプリに成功する人と挫折する人の違いは、いかに独力で調べて解決できるかにかかっているからです。

 手順どおりに作って「Hello World」ができたとしても、次に自分が作りたいものを作ろうとした瞬間、挫折します。

 人によって、自分が作りたいものは千差万別です。さらに、iPadなのか、iPhoneなのか、Androidなのかによる違いもあります。あなたが、作りたい物を作るのに役立つ、How To的な物はどこにもありません。特に、モバイルアプリの場合、まだ歴史が浅いのと、技術の進歩がおそろしく速いので、自分で調べて解決する能力がなければ絶対に無理です。現時点で、第一線でモバイル開発している人は、ほぼそういう能力がある人だと思います。

 なのでこの「アプリ開発入門」では、手取り足とり的な解説はしませんし、「どうすればいいですか」といった質問にも、基本的には答えません。自分で調べる癖をつけて下さい。何千円・何万円も出して本を買ったり、プログラミング講座なんかを受講する必要は全くありません。なぜなら、インターネットを使えば、ほぼ全ての答えがネット上にあります。あなたが悩んでいる事は、世界中で誰かが同じように悩んでいます。答えがみつからない場合も、結構ありますが、その時は自分でいろいろ試して下さい。諦めなければ、必ず解決策はあります。それができない人が挫折しています。

 暇をみつけて気が向いた時にしか更新できませんが、今までの経験で参考になるような事もいくつかあると思うので、そういうのをたまに紹介していければと思います。